化粧水のようだとも評される湯河原の温泉。私は大好きなのです。
2020/1/12-13のことであります。第1日目の2020/1/12です。
特に観光する気はなかったのですが、せっかくならばということで早めの昼食を済ませて、市川から総武快速線で東京まで。東京からは東海道線快速アクティーで湯河原まで。いつものごとく、ちょいリッチにグリーン車です。車内では英語の勉強をセコセコと。1時間半くらい電車に乗っていたので、かなり勉強が進みました。まあ勉強といっても趣味のようなものですから、苦にはなりません。英単語・熟語を覚えるのは苦ではありますが。
湯河原駅に到着。振り袖姿の若い女性が何人かいました。成人式の時期ですからね。
駅のコンビニでビールとお茶を買い込みます。
観光として、五所神社と西村京太郎記念館に行こうと思っていました。湯河原には何回も来ましたが、その2箇所には行ったことがなかったからです。本日の宿はいつもお世話になっている「美湯香」さん。駅からは遠いのですが、観光しながら歩いて行くことにしました。
まずは五所神社。神社自体はそれほど大きくはありませんでしたが、見どころは「御神木の楠」でしょうな。
続いて西村京太郎記念館へ。
実は西村京太郎さんの著作は読んだことがありませんでした。両親が愛読していたので、お名前は存じ上げていたわけであります。湯河原に移り住んでいるらしく、記念館も湯河原にあります。
入ろうとしたら、なんと!サイン会をやっていました。日曜日はご本人がいらっしゃることがあるのだとか。必ず毎日曜日にいらっしゃるというわけではないようです。ラッキーでした。記念館2階を見て、サイン会参加のための著作をゲット。何かで、西村京太郎は初期作品がいいというような話を聞いた記憶があったので、初期の短編集をゲットしました。ここで販売されている本はすべてサイン入りです。サイン会では、そこに買った人の名前と日付をいれてくれるというわけなのです。
1階の喫茶店でコーヒーを飲んで順番待ちして、西村京太郎さんにサインをいただきました。一緒に写真も撮ってもらえました。私は比較的変わった名字でして、その名字で少し雑談となりました。気さくないい方でした。もうご高齢ですが、ますますのご活躍をお祈り申し上げます。サインしていただいた文庫本と写真は宝物にします。
西村京太郎記念館を出て、てくてく歩く。途中でとあるご夫婦がポロッとビニール袋を落として、気づかないままにマンションに入るところだったので、落としましたよーと拾ってあげました。いいことをしました。一日一善です。
そこそこに距離はありましたが、バス停桜山入口のところを曲がって、本日のお宿である「美湯香」さんに到着です。かれこれ3回目。入口をピンポンしても気づかれないのを知っていたので、ピンポンしたあとで玄関を入って、中にあるピンポンを押す。すると宿のご主人が現れました。今までは中にあるピンポンを押しても迎えに来てくれなかったのですが、サービスが改善されたようです(おい)。
残念ながら3回目というのを理解されず、温泉の入り方などをイチから教えていただきました。ええ、いいんです。私は存在感ないですからね。しかし改めて説明いただきましたが、こちらのお宿は本格的に源泉かけ流しなのであります。循環はもちろんのこと、加水も加温も消毒もありません。素晴らしい・・・。
ただ、基本的にはお風呂は一つ。特別室などに五右衛門風呂はあるのですが、この日は特別室は取れませんでした。なので、空いているタイミングを見計らって入る必要があります。着いてすぐにお風呂に入りたかったのですが、タイミングが合わず・・・。何回か行って、やっと空いていて、体を洗ってお風呂に浸かる・・・いやー、いいお湯ですー。湯河原の温泉をして化粧水のようだと初めて表現した方の表現力に舌を巻きます。なんでしょうこのお湯のいい香りは。本当に化粧水のようなのです。大きな湯船に浸かってのんびり過ごす・・・と言っても、一個しかないので、あまり専有しては他のお客様に申し訳がありませんので、しばらく浸かって退散しました。まあ何度も入れますからねえ。
お風呂上がってからは英語の勉強・・・。
夕食の時間になりました。ここは夕食もなかなかなのです。最近ステーキ付きのコースを始めたようでした。豪華というわけではありませんが、お刺身ありーの天ぷらありーの焼き魚ありーのステーキありーのと、盛りだくさんのメニューで大満足でした。
食後は再びお風呂に浸かる。お風呂出てビールをグビグビ。先程買った西村京太郎の短編集を読みます。時代背景こそ古かったですが、ハードボイルドテイストの小説で好みでした。他の作品も読むことにしよう。
しばらくしてまたお風呂に浸かり、小説を読み、ビールを飲み、しばらくしてまたお風呂に浸かり、小説を読み、ビールを飲み・・・と、なんだかんだで4回もお風呂に浸かってしまいました。いやー、源泉かけ流しの本当にいいお湯だったのであります。
温泉を満喫して夜は更けていったのでした。
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