2023年お盆は青森へ 第四日目です。
起床。三日目が土砂降りだったこともあり、この日の天気はどうかなあ、と恐る恐る外をみやったのですが、雨は降っていませんでした。曇りでしたが、日差しが見えていました。よかったよかった。
このお宿はケータイの電波が入らず、宿のWifiを使うしかインターネット接続ルートがありません。かつ、そこまで安定していなかったのと、壁が薄そうだったので、朝の英会話は取りやめにしました。その分朝はゆっくりできましたし、朝風呂にもじっくりと浸かれたというわけなのでした。
朝食。シンプルで美味しかった。ご飯は少なくよそりましたが、物足りなくなっておかわりしてしまいました。おいおい。
宿の周囲は簡単なハイキングコースになっています。本格的な登山口もあったりします。ハイキングコース2つに行ってみました。
まずは「谷地神社」「薬師池」へ。
続いて「温泉の湧く沼」。草木が生い茂っていて行けないルートもありましたが、先にある池は眺めることができたのでした。
お店の売店で、岩魚のキーホルダーをゲットし、出発です。
まずは「睡蓮沼」に行きました。残念ながら雲に覆われて景観はいまいち。でも良かったかな。ここは入り口近くにバス停があって、そこに車を停めるスペースがあります。私の他には誰も停めていませんでした。紅葉の時期とか混むんじゃないかなあ。
続いて「地獄沼」へ。途中で地獄池らしきところがあって、車を停めている人もいたのですが、ガイドブックによると「酸ヶ湯公共駐車場」に停めろとあったので、そこまで行きました。これが正解でした。
まず、登山道を少し登って、登山気分を味わう。
その後、地獄沼に向かったのですが、途中で見学スポットがありました。湯気の湧いているスポットへ。
続いて「三十三観音」へ。たぶん、上の方に行くと観音様がいるのでしょうが、草木が生い茂っていて、先に進むのが無理そうだったので、途中で断念しました。
地獄沼。水の色が綺麗でしたー。いやー、素晴らしい。
続きまして、「八甲田ロープウェー」へ。
晴れてきていたので、ロープウェイに乗れちゃうなあとワクワクして行ったのですが、なんと運休。風が強かったみたいです。風が弱まったら運行再開するとのことでした。私の前の人が係の人に質問していて、回答曰く「ひょっとすると今日は無理かも・・・」とのこと。少し待って、確か9時半でしたかね。運休のままだったので、次のスポットに向かうことにしました。
「萱野高原」です。ガイドブックに紹介されていた「萱野茶屋」は休業でした。残念。高原を巡る。雲がなくなってきていて、いい景観を得られたのでした。いいところだなあ。
売店2つ。そのうち1つに入って、お茶のサービスをいただく。美味しかったのと、長寿に効くというふれこみだったので、お茶をゲット。自分用と両親用にしました。後、ちょっと心惹かれた小物も購入。
八甲田ロープウェーはWebで運行状況をチェックできます。まだ運休でした。本来ならばロープウェイを使いつつ「八甲田ゴードライン」をハイキングする予定だったのです。しかたなく、八甲田山雪中行軍のスポットを見て回ることにしました。
まずは「雪中行軍遭難記念像」。なんかこれだけ聞くと、銅像があってはいそれまでよ、という感じですが、銅像のところは景観が素晴らしいのです。八甲田の山々を見ることができます。ちょうど雲も晴れて、いい景観が得られたのでした。
ここが遭難の場所でもあります。
入り口のお店は廃れていたようです。雪中行軍の博物館的なのもあったというのに・・・。
再びWebを見ても八甲田ロープウェイは運休のまま。そこで「八甲田山雪中行軍遭難資料館」に行きました。チケットを買っていたらちょうどガイドさんと見学者の一行が外に出るところでした。ガイドを聞くことにしました。
八甲田山雪中行軍遭難資料館は素晴らしいと思います。まず、展示が冷静。同じタイミングで行軍に成功した部隊との比較で、準備不足だった点を冷静に指摘していました。また、少佐が軍によって殺された等、暗部を掘り下げる展示がありました。売っている書籍も、最新の研究書が並んでいました。他方で、それとバランスを取るかのように、ガイドさんが少しエモーショナルでした。日露戦争に雪中行軍の反省が活かされたのだ、と熱く語り、日露戦争史を語り尽くし、エモーショナルでいて、最後は「・・・っていうのが司馬遼太郎の「坂の上の雲」なんですけどね。司馬遼太郎には好き嫌いあると思います」というふうに相対化していました。冷静な展示、訪れた人を引き込むトーク、でもそれは一つの視点であることを示しているという・・・こういう資料館の姿勢は素晴らしいです。
さて、ガイドさんのエモーショナルなガイドを少し思い出しておきましょう。実はここはお墓ではありません。お骨とお墓はそれぞれの故郷にあるからです。一部、埋められた骨もあるとかないとか。あと、ここには3つの宝があるとのこと。一つ目は多行松です。根本から枝分かれする松。四国の方のものであり、この辺りにあるのは珍しい。
二つ目は大きな二つの碑。明治天皇と皇后が詠んだ歌が一つの碑になっているのと、首相になった人と連合艦隊司令長官だった人のメッセージが一つの碑になっています。
三つ目はは後藤伍長の銅像が3.1mもある点。普通は2m台だそうです。銅像を作る時のカンパがたくさん集まりました。あまりに大きかったので、陸軍工廠で作ったそうです。高村光太郎の作品が十和田湖にありますが、それと並び立つ作品があるというわけです。本物はさっき行ったところでして、資料館にあるのはレプリカですけどね。
資料館を出て、再び萱野高原へ。さっき行った店とは別のお店に行って、食事にしました。お蕎麦は時間がかかりそうだったので、おでんをオーダー。美味しかったです。
物足りなかったので、3日目に買っておいたお煎餅を頂きつつ、缶コーヒーを飲む。お腹が膨れました。買っておいて良かった。
続いて、「城ヶ倉大橋」。三日目のリベンジです。晴れてて景観がよかったです。この辺りは昔は下に降りられたようなのですが、今は封鎖されていました。残念。あと、駐車場の一台あたりのスペースが狭かったですねー。一回駐車して、隣との間があまりに狭くて、別のスペースに停め直したくらいでした。お隣の車が大きかったりする場合は注意が必要です。あと、橋を少し歩いたのですが、怖くて写真を数枚撮って元に戻ったという・・・。
「黒石」へ。「中町こみせ通り」という、江戸時代のアーケードの通りがあります。趣のある建物が並んでいます。ゆっくり歩いて回るのが楽しい。酒屋さん「鳴海醸造店」があったのでお酒をゲット。PayPayで支払ったら、番号を教えてと言われる。すでに次の画面に切り替えていたのと、私が操作方法をわからなかったので、番号を伝えるのは勘弁してもらいました。
「田舎館」へ。ここには「田んぼアート」が2ヶ所あります。なおかつ、今がちょうどいいシーズンでした。田んぼに複数種類の稲を植えて、アートにしているのです。
黒石から近かったので、まずは第二会場へ。駐車場に車を停めたら、なんか面白い名前の駅がありました。「田んぼアート駅」という。駅舎もプレハブのほったて小屋みたいな感じ。でも趣あるなあと写真を撮ったら、踏切音が!ちょうど電車が来るところだったのです。写真に収めることに成功!
田んぼアートは展望台みたいな建物の上からみます。漫画のキャラが並んでいました。見事だなあ。
見終わった後は「道の駅 田舎館」へ。「田舎館」のキャラクターがいて、女の子のキャラクターで可愛いのです。本当にミニチュアがあって、欲しかったのですが、なんと売り切れ。うーん、残念・・・。本当に残念・・・。
みそのソフトクリームが売っていたので、バニラとのミックスソフトをいただく。塩分が効いていて美味しかったです。
第一会場へ。建物がお城みたいでかっこいい。こちらもアーティスティックな見事な作品でした。
ホテル「南田温泉ホテルアップルランド」へ。ナビがおかしくて、ホテルの裏の細道を案内されてしまいました。小さい車だから良かったですが・・・、無事に到着。
車を停めるや否や、宿の人がカートと一緒に登場し、カートをフロントまで持っていってくれました。チェックイン後も、宿の人が部屋までカートを持っていってくれます。ありがたや。
お風呂の説明を受けたりしつつ、部屋に着いて、差し出されたのはなんとりんご!Welcomeりんごというわけだったのです。王林でした。部屋にもミニ包丁があって、自分で切っていただく。美味しかった。
この日は英会話がまだだったので、部屋で英会話の予習をし、受講。受講後にお風呂に行きました。
加水されてはいますが、源泉掛け流し。お風呂が大きかったです。源泉掛け流しでこの規模はすごいなあ。内風呂にはリンゴが浮いていました。ほのかに香るりんごの香りが爽やかな感じで良かったです。小さめですが、露天風呂もありました。サウナもあったのですが、今回はやめておきました。
お風呂後はホテルの入り口のウェルカムドリンクバーでリンゴジュースを頂き、生ビールを売店でオーダー。量は少なかったですが、風呂上がりの一杯は最高でした。
ホテルを出る。ホテルには庭園が付いていて、見どころもありました。
お店を探し、入ったのは、「ダイニングすとん」です。コロナを経たため忘れてましたが、お盆時期は休みのお店が多いですよね。お盆こそ海外に出るべきかもしれません。入ったらお店の人が暇そうにしていました。お刺身盛り合わせとビールをオーダー。
お刺身サイコー。
日本酒に切り替え。残念ながら溢れる感じには注いでくれませんでした。
食べ物のおすすめを聞いたら黒板にあるの全てがおすすめだそうな。カサゴの焼き物に惹かれたためオーダー。注文忘れられてるかと思うくらいに時間がかかりました。この間に最終日の行き先を検討。決めました。そうです、振り返るとこの旅はアートと文学の旅だったのでした。行き先は・・・明日の日記をお楽しみに。
カサゴは待った甲斐はありました。見事でした。
お酒はもう一杯、計2杯頼みました。銘柄は「陸奥男山」と「角右衛門 純米吟醸 夏酒 荒責 しろくまラベル」。一杯目は「辛いのがいいですかねー?」と聞かれてYesと答えたら出してくださったお酒。黒板に陸奥八仙があったので、それを頼んだら今品切れとのことで、代わりに出してくれたのです。同じ八戸酒造です。二杯目は冷蔵庫の中にしろくまの可愛いラベルのお酒があったので選んだという次第。こちらは少し甘めで爽やかな良いお酒でした。
お高めでしたが、良いお店でした。地元の方々で満員。いいタイミングに入れましたね。
せっかくならもう一店。駅前はあまり開いておらず。
しばし探して、二次会として入ったのは「創菜食堂CANNA」でした。家族連れが来ていて賑やかでした。そう言えば、ちょっと前まで、子供を居酒屋に連れてくるのがどうかみたいな議論ってありませんでしたっけ。私は気にならないんですけどね。教育上の影響はさておき。
だいぶ待ってサラダが来て、だいぶ待って焼き鳥登場。塩味強目でしたが、美味しかったです。
ビールにハートランドがあるのもよかった。平川プレミアムレッドアイというのがあったので、オーダーしようと思ったら、品切れ!残念でした。お水をいただく。明日も車運転なので、酒量は抑え気味となります。
コンビニに寄る。むろんデイリーヤマザキにしました。水と、日持ちする青森の地酒まんじゅうをゲット。お土産としました。
ホテルに戻ると、バータイムになっていて、入り口でアルコールが提供されていました。「りんごぽむぽむ」というお酒があって、いただく。日本酒だそうなのですが、アルコール度数と甘さが抑えられたいいお酒でした。
部屋に戻って、再びお風呂へ。お風呂から戻って、二日目に買ったシードルを飲みつつ、お水を飲みつつ、ブログを書きつつ、夜が更けていったのでした。
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