2023年お盆は青森へ 第二日目です。この日は一日弘前を堪能しました。
朝5時過ぎに起きて、お風呂に行って髭を剃る。朝風呂なのですぐに上がって、まずは英会話です。英会話後に朝食はホテルで。ドーミーインの朝食は素晴らしいですね。嬉しいのは丼を自分で作れるところ!遠慮なくマグロとホタテをたんまりと盛ってしまいました。いやー、こんなにマグロとホタテを一気に食べることはないんじゃないかな、というくらい盛りました。本当に美味しかったです。満足満足。
他にもいろいろなおかずと、果物にデザート。最後にはコーヒーまでいただきました。堪能したなあ。
この日は一日弘前と決めていました。青森駅から弘前駅まで移動します。特急列車は走っているのですが、使うまでもない距離。普通列車だと時間が限定されているので、早めに駅に向かいます。
駅に着いたらすでに列車が来ていました。端っこの席をゲット。
しばらくして出発です。いつもの通り、英会話の復習をしつつ過ごす。朝5時起きが効いたのでしょう。流石にうとうとしてしまいました。
弘前駅到着!この日のお宿は駅の真ん前にあるルートインです。先にホテルに行って、荷物を預ける。駅に戻って、観光案内所でレンタサイクルを借ります。やっぱり電動自転車は楽なので、普通の自転車の倍の金額となる1,000円を払って、電動自転車にしました。
出発です。曇りの予報でしたが、日差しが出ていていい天気でした。自転車は気持ちよかったなあ。
途中の「松尾神社」で写真を撮る。
この日の初っ端の目的地、「弘前れんが倉庫美術館」に到着しました。自転車置き場がわからず、係の人に尋ねる。白いトイレの建物の裏でしたか。改めて入場。いきなり奈良美智作品が出迎えてくれます。ここで連続して奈良美智の展示があり、それを受けて寄付の形で本人から提供された作品だそうです。奈良美智の出身地ですからねえ。
ここは元々は、りんごのシードル工場だったようです。それが美術館になっています。建物は主に2つあって、美術館とカフェになっています。
美術館では、「2023年度 春夏プログラム 大巻伸嗣—地平線のゆくえ」が開催されていました。暗闇を効果的に使った規模の大きなインスタレーション作品が複数展示されており、大いに楽しめたのでした。これはおすすめの展示会です。
展示を見た後は図書エリアへ。学生さんっぽい何人かが参考書を開いて勉強していました。そういう用途で開放されているのでしょうか。こんな素敵なところで勉強できるなんて羨ましいなあ。
カフェスペースへ。自転車に乗っていたのでアルコールはダメだろうと、シードルは諦めて、りんごのソーダをいただく。美味しかったです。小物のお土産物もここでゲット。
暑さにだれている人がいました。
弘前は古くからある建物を巡るのが定番のようです。私の好きなパターン。先に進む。と、弘前大学医学部の建物を発見。これまたいい感じの建物でした。
「市立観光館」「旧市立図書館」「旧東奥義塾外人教師館」のあるエリアに到着。自転車を置いて、まずは市立観光館から。ねぷたや伝統工芸品の展示がありました。漆塗りの工程を説明するコーナーも。
お土産物も充実。前日に買っていたこともあって、ここでは買わず。
図書館もありましたし、文学館もありました。これは後で行かねばなるまいと思いつつ、まずは「旧市立図書館」へ。
続いて、「旧東奥義塾外人教師館」へ。
いや、この2つの建物は本当に絵になる建物でした。旧東奥義塾外人教師館にはミニチュアの建物群の展示もありました。
「山車展示館」があり、山車と太鼓の展示がされています。というか、見どころいっぱいのスポットだよなあ。
旧東奥義塾外人教師館の1Fにはレストランが入っていました。ここでお昼にしてもいいかもなあと思いつつ、流石に早すぎたので、さきに「弘前市立郷土文学館」へ。こういう旅行で訪れた先で出会う作家というのがいいんですよね。「第47回企画展 小説「花はくれない」-佐藤愛子が描いた父・紅緑-」もよかったんですが、「マンガ陸羯南 原画展」がよかった。陸羯南って名前は知っていましたが、どういう人なのかは知らずでした。学びになりました。
続いて2Fの展示へ。「石坂洋次郎記念室」です。「青い山脈」はタイトルは知っていたものの読んだことがないという・・・いけませんね。
展示のパンフを買うと、「生誕百年記念 石坂洋次郎集」がもらえるとのこと。これは買うしか。受付に行って、いくつかの原画がよかったので、受付でまずは「マンガ陸羯南」を買おうとしたら、なんと売っていないとのこと。がっくし。ショックに打ちひしがれながら、石坂洋次郎のパンフがあるかを聞いたら、在庫があって、かつ石坂洋次郎集をつけてくれるとのことでした。パンフを購入。少し調べたら、「マンガ陸羯南」はネットで読めるようなのです。本が欲しかったですが、ネットで読むことにしました。
お昼が近くなっていたので、旧東奥義塾外人教師館の1Fの「サロンドカフェアンジュ(salon de cafe Ange)」へ。空いていました。が、ドタバタした感じの接客。まあ観光地だから仕方ありません。せっかくなのでリッチにBコースをオーダー。コーヒーを昔のタイプに変えれるそうで、それもオーダー。
オーダー来るまでの間に「マンガ陸羯南」を読む。その人生を理解することができました。人物紹介に重きを置いていたからか、思想面の言及は少なかったですが、まあでも人物紹介漫画はそういうものでしょう。正岡子規を支援した人だったんですね。
接客はドタバタしていましたが、お味はよかったです。ここはまっぷるにも紹介されているお店ですからねえ。フランス料理店「シェ・アンジュ」がプロデュースしているらしい。お箸で気軽にいただけるフランス料理でした。
コーヒーはお茶みたいな感じ。中にコーヒーのパックが入っていて、濃くしたい場合はスプーンで押し潰せとのことでした。ぎゅーっと押しつぶすも、そこまで濃くはなりませんでした。まあでもこういうコーヒーもいいものです。
だんだん店内が混んできたこともあり、支払い済まして店を出る。PayPay支払い戸惑っていましたが、まあそれは愛嬌ということで。お店を出ると行列ができていました。いいタイミングに入店したということでしょう。
続いては「藤田記念庭園」へ。弘前城と、弘前城の庭園とのセット券が売っていたのでゲット。ここは建物と庭園を楽しむことができました。岩木山は頂上付近が雲に覆われてはいましたが、なかなか良い景観でありました。
自転車に乗って「弘前城」に行こうかと思ったのですが、その前に気になっていたスポット「檀林街」へ。途中でいい景色にも出会えました。
檀林街は33の曹洞宗の寺院が通り沿いに並んでいるエリアです。他でこういうのはないんじゃないでしょうか。なかなかの壮観でした。突き当たりに長勝寺があります。こちらもなかなかの大伽藍でした。
戻って、「弘前公園」の「弘前城」へ。今は石垣の積み直しの最中。お城が石垣から取り外されて、本丸の真ん中に仮設されています。ちょこんと置かれている感じ。少し可愛い。
天守閣はかつては5階建てで、燃えてしまって、再建時に櫓ということで再建したものらしい。櫓はいくつか残っているのですが、いずれも三重。天守閣も三重。天守閣は外から見える方に飾りがついているのですが、見えない方は極めてシンプル。中は登ることができますが、中身もシンプルな作りでした。
弘前城は櫓が見どころですね。
日本一幅の広いソメイヨシノがあるということで、行ってみました。そんなに大したことはなかったです。ソメイヨシノはそんなに太くはならないということなのかな。
「弘前城植物園」へ。「三の丸庭園」は見どころの一つ。しかし弘前城は桜の時期は素晴らしいでしょうねえ。真夏に行ったので、花々で楽しむというわけにはいきませんでした。
なんか芝刈りロボットがいました。芝刈りしている感じには見えなかったけどなあ。さぼってるんかいな。
「大石武学流庭園」。津軽地方の庭園の様式のようです。
植物園を延々と歩いてきて・・・なんと出れない(涙)。コスト削減でしょうか、公園出口に近い植物園の出口が閉ざされていました。まあでもいい運動になるかなと思って、だいぶ戻って公園を出たというわけでした。
さて、これから残り時間はまだ訪れていない建築の見学に向かいます。
「旧第五十九銀行本店本館(青森銀行記念館)」。こちらは天井に残っている「金唐革紙」が珍しいらしい。
続いて、「日本基督教会 弘前教会」。残念ながら空いていませんでしたが、外観を見るだけでも満足満足。素晴らしい建築でした。
手元のガイドブックには載ってなかったのですが、レンタサイクル借りたときに、他に2つの教会が紹介されていたので、行ってみることにしました。
「カトリック弘前教会」です。こちらは空いていて、中を自由に見ることができるほか、写真も自由に撮っていいということでした。いやー、こちらは大正解でした。ステンドグラスも素晴らしいし、祭壇も見事でした。オランダの聖トマス協会から譲り受けたものだそうです。こちらは素晴らしいです。ぜひ行くことをオススメします。
「最勝院五重塔」。見事でした。鐘を鳴らすことができます。200円以上の寄付が必要です。鳴らしてみました。煩悩が飛んでいく気がしました。多分気のせいです。
「日本聖公会 弘前昇天教会」。建物の前でパシャパシャ写真を撮っていたら、教会の方が外に出ていらっしゃいました。「中入ります?」というのでお願いしました。韓国の方だそうです。ドア開けてくれて、「こちらは日本聖公会の教会でして、聖公会といえばたとえば立教大学が・・・」と説明してくださったので、「あ、私立教大学に通ってたんです」と言ったら話が盛り上がる。ここの建物は面白くて、入り口のところが和式で、先に進むと教会になるのです。教会は立教大学の教会のような構造をしていました。立教の教会には四半世紀近く行っていませんが、建物内部の様子は覚えているものです。この教会のような構造でした。シンプルなんですよね。オルガンも古いもので、いまだに現役らしい。
話が盛り上がって、説明してくれた方の息子さんの住まいが今どこかとか、いろいろと話しました。曰く「今週弘前にきたのはよかったですねえ」とのこと。どうやら、先週はとてつもなく暑かったそうなのです。39度!まで気温が上がって、弘前史上最高気温だったとか。いやー、39度は耐えられませんな。
ここから「旧弘前偕行社」に行ったのですが・・・閉まっていました。残念。まあタイムオーバーですね。
弘前駅に戻り、自転車を返す。駅ビルで少しお買い物。地ビールを発見したので、2本購入。コンビニで地元のシードルを見つけたのでこれまた購入。青森はシードルですよねえ。
ホテルにチェックイン。昨日の反省を活かし、17時台に出発。食事どころを探します。「津軽の酒処 わたみ」というお店を発見。入店するも、「19:15に予約してください」とのこと。うーん、だいぶ先だなあ。と思って、一度は店を去ったものの、地元の食事が楽しめそうなこの店をスルーするのに忍びなく、結局は予約したわけでした。
「ヒロロ」というショッピングモールをうろうろ。ダイソーを見つけたので、USB-AとUSB-Cのケーブルを2本購入。これANKERの電源のUSB-Aポート2つも使えるようになるので、最大限活用できるかな。ホテルに戻って大浴場でのんびり。その後、シードルを飲みつつビールを飲みつつ、ブログを書いて、あっという間に予約時間となりました。
お店に向かう。一人なのに受け付けてくれてありがたい。良いお店です。食事、お酒をオーダーしましたが、青森の地のものがメニューにたくさんあって、本当にいいお店でした。食べ過ぎてしまったが、後悔はない!お店の方の接客もよかったです。
まさかシードルをなみなみついでくれるとは。
とうもろこしの天ぷら。このとうもろこしはただのとうもろこしではありません。「嶽きみ」です。岩木山麓の嶽高原のとうもろこし。いやー、甘くて美味しかった。まさに今が旬ですからね。
締めはお蕎麦。津軽そばにしました。妙に柔らかく、こういうもんなのかなあと疑問でして、帰って調べたらそういうものでした。津軽そばは柔らかいらしい。
結構な金額になりましたが、旅行なので全て目を瞑りつつ、ホテルに戻り、お風呂に再び入り、ビールを飲みつつ、ブログ記事を書き、夜は更けていったのでした。
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