いつものメンツで、青春18きっぷを使って、お城巡りしながら飯坂温泉に行ってきました。1泊2日のコース。第1日目はお城巡りしながら飯坂温泉まで行きました。
友人の「委員長氏」から、青春18きっぷを使った旅行のお誘いがありました。もともと5枚セットを買っていて、別の友人から4枚残っている青春18きっぷを譲り受けたそうな。5枚セットのものは使っていなければ220円で払い戻せるそうで、譲り受けた方の4枚を使い切ることにしたのでした。いつものメンツは4人なのでちょうどいいと思いきや、「ご近所氏」は土日に仕事が入ってしまい、行けなくなったのでした。IT業界の仕事はそういうことが往々にしてありますよね。ということで、「委員長氏」「シルビア氏」そして「私」の3人で行くことにしました。
行き先は、委員長氏のプランに基づき、東北方面をセレクト。福島までは行けるかなあ、福島のそばには飯坂温泉があるぞ。じゃらんで宿泊先を探そう、お、あった、よし、飯坂温泉だ!みたいなノリで決まったわけであります。
青春18きっぷを持っているのは委員長氏。どこで合流するか。シルビア氏との接続にも良い、大宮にしました。当日は朝5時過ぎに起きまして、身支度をして英会話の予習をして英会話を受講。受講後に自宅を出発しました。
せっかく青春18きっぷを使うわけですから、大宮までは東武アーバンパークライン一択。時間かかりました。委員長氏は新鎌ヶ谷を経由するルートだったので、よくよく考えると委員長氏と合流すればいいだけだったのですが、まあ一人で英語の復習をできたので良かったとしましょう。
大宮駅に着いたのですが、大宮駅はバカでっかい!待ち合わせ場所を連絡して、無事に合流できました。大宮駅のコンビニで朝ごはんをゲットし、って、まあおにぎりとかサンドイッチですが、グリーン車のチケットをスマホでゲットして、無事に乗車。
まあ朝だったし、私はコーヒーとサンドイッチにしておいたのですが、委員長氏が日本酒を持ち込んでいて、その誘惑には逆らえず、日本酒をしっかりといただいてしまったのでした。
色々と話をしていたら、あっという間に宇都宮駅に到着。委員長氏が、LRTを見たいと言っていたのです。宇都宮LRTが発足したばかりでして、まずLRTを見に行きました。
その後、宇都宮駅に戻って、宇都宮餃子を食べることに。入ったお店は「宇都宮餃子 宇味家」でした。うまいや、と読むらしい。3人の旅行というメリットを最大限活かし、餃子セットをみんなで頼んだものの、餃子は焼き餃子・揚げ餃子・水餃子と3人バラバラにオーダー。3種類の餃子をいただくことができたと言うわけでした。美味しかったなー。さすがは宇都宮でした。
宇都宮を出発して、黒磯を目指します。グリーン車は無いので、普通に座っていきました。
道中、委員長氏が時刻表を持ってきていたので、見せてもらいました。時刻表って分厚くて重いんですが、これが無いと不便だそうな。時刻表の見方を教えてもらったのですが、確かに便利ですね。この駅にどのくらいの時間いることができるのか、など、横に見ていけばわかる仕組みになっているのです。私にはちょっと重すぎますが、家で旅行のプランニングするにはいいかなあ。ちなみに後日、スマホ版をインストールしてみたのでした。あ、委員長氏はJTB時刻表派らしく、スマホ版のインストールには難色を示していました。
黒磯に到着。乗り換えて、新白河まで。新白河に着いたものの、次の電車までは時間がありました。ちょうどお昼時だったので、ラーメン屋を探しつつ、歩いて次の白河まで歩くことにしました。目指すは白河にある「白河小峰城」です。
見つけたラーメン屋は「らーめん麪屋(むぎこや)」。高校生だか中学生の集団がいました。なかなかの人気店でしたか。私はワンタンチャーシューメンをいただく。みんなでビールもいただいてしまいました。ラーメンはボリュームもあって、美味しかったです。スープは醤油味。
店を出たら雨が降っていました。傘を刺して次の駅に向かう。
雨は止み、城を目指して歩く歩く。私は最近日傘をさすようにしているので、雨が止んだのちも傘をさして歩いていきました。
白河小峰城に到着。委員長氏のアドバイスにより、先に博物館を訪れる。良い博物館でした。城の成り立ちのほか、刀剣などの展示もありました。最近できたこともあって、映像展示などもよくできていました。かつての城郭をリアルに感じられる映像作品は良かったです。かの松平定信も城主だったんですね。
展示館を出て、本丸へ。石垣が見事な城です。石垣の積み方が一種類じゃ無いんですよね。いろいろな積み方をされているので、その違いに注目してみていくのも楽しい。
三重櫓が再建されています。木造で、かつての作りを再現していました。
中にいた係の人に教えていただいたのですが、床の杉は400年くらいのもの。櫓を支えるのも杉材。横に渡してある木は松の木。彫りが入っていてなかなか美しかったです。
櫓を出て、駅に戻るわけですが、時間がギリギリ。本当は城の売店をじっくりと見ていきたかったのですが、そんな時間もなく。
委員長氏が博物館に荷物を預けていたので、取りに戻ってもらって、彼には駐車場から回ってきてもらって、無事に合流して、駅に向かう。意外に早く着くことができました。
駅で少し時間ができたので、写真を撮る撮る。ホームから離れた位置に特別列車「フルーティアふくしま」がいました。青春18キッパーでしたし乗らず(というか、乗れず)。
東北本線に改めて乗車して、郡山で乗り換えて、二本松へ。こちらにある「二本松城」を目指します。事前に調べてはおいたのですが、改めて観光案内所に行ったところ、二本松城まで20分かかるし、バスもないとのこと。と言うことでタクシーにしました。
タクシーの運転手の方が少しガイドをしてくれました。大手町門の場所を教えてくれましたし、二本松城の本丸の石垣が見えるところで徐行して説明してくれたりもしました。タクシーにPayPayのマークがあったので、普通にPayPayで払おうとしたら、実はこの日が初めてのPaypayだとのこと。デバイスも昨日受け取ったばかりだったそうです。不慣れな感じではありましたが、無事にPaypayでの支払いを終了。博物館「にほんまつ城報館」に入ります。
有料エリアに行くことにし、入場料を払いました。最近できたばっかの施設で、きれいでした。まずトイレに行ったのですが、ピカピカで助かりました。
新しい博物館はいいですね。ビジュアルを生かした展示があり、非常にわかりやすかったです。東北の各大名に睨みを効かす意味でも、しっかりと整備された城だったんですねえ。残念ながら、戊辰戦争で結構簡単に落ちてしまいますが。あと、この辺りの剣術は突きを大事にしているらしい。一応剣道をやっていた身としては興味深く学びました。
にほんまつ城報館は17時まで。時間の都合上、1Fの有料エリアしか見れませんでしたが、十分に堪能しました。出て、やはりここまできたら二本松城をてっぺんまで登ってみることにしました。
途中、大きい池があったり、見晴らしの良いところがありました。見晴らしの良いところでは外国人のサイクリストがいて、日本の老夫婦と写真を撮ったりしていました。委員長氏がなにやらサイクリングルートの図をずっとみている。何かを企んでいるに違いありません。
本丸を目指して歩いて行ったのですが、委員長氏曰く、帰りはサイクリングロードを通るべき、とのこと。行きにタクシーで通ったルートまで戻るとなると、下山してまた山を超えて駅に戻る感じになるんですよね。サイクリングロードを通っていくとなだらかに降っていく感じになるんだとか。そんなことを考えていたのか。やっぱりやるなあ、委員長氏。
「智恵子抄詩碑」がありました。高村智恵子はここ二本松の出身なんですね。
険しい山城を登って、やっと頂上の本丸に到着。本丸には見事な石垣がありました。よくこんなのを作ったものです。石垣をぐるーっと回っても、上に登れるところがなかったので、登れないのかなと思いましたが、登れるところを発見。登ってみると、素晴らしい景色でした。ちょうど夕方だったのも良かった。雲が多めではありましたが。
帰りは委員長氏のお薦めどおりにサイクリングロードへ。サイクリングロード脇に歩道が用意されていて、そっちを歩いていきました。暗くなると通るのが辛い道ですね。一人だと無理だったかも。三人でひたすらに歩いていきました。
行きにタクシーで通った大手門のところを通り、駅前の神社にも寄りたかったのですが、流石に暗くて訪れることなく駅に戻る。
福島駅へ。福島交通飯坂線に乗ります。阿武隈急行線とホームで並んでいます。信号機故障かなんかで阿武隈急行線は1時間くらい運休になってしまっていました。
ちなみに、委員長氏の解説によると、飯坂線は直流で、阿武隈急行線は交流。2つが並んでいるのは珍しいらしい。
飯坂温泉へ。
着いた時は外は真っ暗になっていました。この日の宿の「橋本館」に向かってチェックイン。昭和の香りのする宿でした。この日は夕食は外で食べることにしていたので、部屋に荷物をおいて、すぐに出発しました。
駅前にお店は2店ほど。「居酒屋 源」にしました。コースがあって、飲み物2杯に料理がついた串焼きのコースを3人分オーダー。ワンオペだったので、その方が楽なんじゃ無いかと思ったわけです。このコース、本来はもつの煮込みが付くのですが、この日は無くて、代わりにマグロの山掛けがついていました。串焼きに煮込みは少し重たい感じだったので、山掛け出してくれてありがたかったです。
他にお客さんが3人くらいいて「桃を食べますか?」と声をかけてくれました。お店に桃の差し入れをしたようなのです。それをくれるとのこと。どこから来たか聞かれたので、千葉と答える。すると説明してくれたのですが、福島の人たちは柔らかい桃は食べないんだそうです。硬い桃を食べます。いただいた桃も硬かったです。が、甘くて美味しい。食べ応えがあって、こういう食べ方もいいなあと思いました。マスターも桃を出してくれて、それには皮がついたままでした。皮ついたまま食べるとのこと。これまたあり!でして、美味しくいただけたのでした。いやー、地元の方との触れ合いっていいなあ。お店を出る時にお礼を言ったら「福島の桃を宣伝しておいてね」ってことだったので、こちらでも大いに宣伝させていただきます。
駅前のコンビニでお酒と食べ物を買い込む。2次会は部屋にて。桃のポテトチップスがあったのでゲット。
宿に戻ってまずはお風呂。いいお風呂でしたー。温泉は透明無色。飯坂温泉の特徴は「熱い」ことです。熱い湯船と、少しだけ熱く無い湯船の2つの湯船がありました。熱いのでじっくりとは入っていれないのですが、こういうお風呂もいいですねえ。熱さで皮膚がピリピリとしていきます。風呂から出ると汗が出る出る。更衣室にはエアコンが効いていたので、みんなでそこでしばらく涼む。
部屋に戻って2次会です。参加できなかったご近所氏もリモートから参加し、賑やかな会となりました。お酒をたんまりいただきつつ、委員長氏がテレビにアニメを映し出したので、それをみつつ、夜は更けて行ったのでした。
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