国道473号(原田橋)河川内仮設道路と長野県南部ドライブ 第1日目

2019/08/26

ドライブ 長野

t f B! P L
浜松〜長野南部方面に旅行してきました。


今回はいつものメンツです。
このブログで“いつものメンツ”というのを紹介したことがないので、紹介しておきます。
以下の4人。

・委員長氏
・単身赴任氏
・シルビア氏
・部長氏(私)




長い話になります。

我々4人はとあるIT企業の新入社員同期なのです。とある会社というのが、色々な意味でなかなか大変な会社でした。各自色々と考えるところもあって、数年たって私は他社に移りましたし、後に単身赴任氏も他社に移ったのでした(私と同じ会社。今は違うけど)。

かなり前から、単身赴任氏が、そのとある会社のことを共産主義国家のように表現し始めました。東ドイツか北朝鮮かあるいはソビエト連邦か中華人民共和国か。単身赴任氏と私はそこから脱出した人間というふうに位置付けられました。私の名前には2つの意味があって、一つは早い段階で会社を移ったということで、会社を変わったグループの代表(つまり部長)。もう一つは、脱出後に普通に会社勤めをし、かつての共産主義国家のことを忘れてしまって会社の経営側に落ち着いてしまっているふりをしつつも、革命を志して密かに活動している・・・という物語の中での部長になります。ちなみに何の革命を志しているかというと、OSS革命(オープンソースソフトウェア革命)になります。ここまで書いていて訳わかりませんが、単身赴任氏の妄想の中ではそうなっています。

委員長氏はしばらく組合関連にいたということで、組合幹部からその国家のトップに上り詰めているという設定で「委員長氏」なのです。

かくいう妄想を繰り広げる単身赴任氏は、いろいろありながらも単身赴任状態が継続しているためブログ上では「単身赴任氏」となります。もう一人の「シルビア氏」ですが、4人の中では極めて常識人なのですが、かの名車シルビアをとある駐車場に放置している(車検も切れている!)という非常識なことをしているため、「シルビア氏」となりました。

旅行の本題に入ります。

単身赴任氏が夏にどこかに行こうと言い出しました。大抵は彼が言い出しっぺなのです。
それを受けて、委員長氏が「国道473号(原田橋)河川内仮設道路(沈下橋)は今年しか見れない。行くなら今だ。自分は去年行ったが今年も行きたい」と、常人では思いつかないような旅行ルートを導き出しました。さらにそれを受けてシルビア氏が綿密なルートを定めます。こうして旅行が決まったのでありました。あれれ、私は何もしてないな。まあいいか。

土曜日(2019/8/24(Sat))の10時30分に浜松駅に集合することにしました。委員長氏が車を出すことになって、単身赴任氏がそれに同乗します。委員長氏のこだわりで前日夜出発の車中泊が決行されました。単身赴任氏は車中泊をやったことがなかったようで、かなり浮かれていました。後から聞いたら慣れない車中泊はかなりつらかったようです。「ブルジョア(私)が新幹線を使う中、労働者2名が革命的な行動をしたのだ」と言い張っていましたが。

私は前日まで仕事でしたので、「ぷらっとこだま」を選択。事前に予約してチケットをゲットしていました。朝6時前に起床し、7時26分のこだまに乗るべく自宅を出発。東京駅でお弁当とビール(ぷらっとこだまのクーポンで無料)をゲット。新幹線車中ではぐっすりと寝てしまいまして、あっという間に浜松駅に到着しました。



Facebook Messengerでやり取りして、前日入りしていたシルビア氏と駅で集合。話し合って、「浜松市科学館みらいーら」に向かいました。家族連れが多くいるスポットでした。子供向けに自然科学や工学などを体験できるコーナーが目白押し。いまや博物館ではVRとかもふつーに使われているんですね。LEDのコーナーが充実していたり、バイクもあれば、音楽のコーナーもあったりと、浜松らしさを前面に出しているいいスポットでありました。



Facebook Messengerには委員長氏と単身赴任氏の様子が伝えられました。自衛隊の広報施設があったようで、戦闘機の写真を撮ったり、乗ったり!していました。いいなあ。機会があれば行ってみたいものであります。

委員長氏が迎えに来てくれることになっていて、電話がかかってきました。浜松市博物館の周囲は車をつけられないのです。電話で相互の場所を交換しあって、なんとか合流。委員長氏の車にここで乗り込んだ訳でした。

しかし、単身赴任氏が居ません。どこに行ったのでしょうか・・・単身赴任氏はとあるところで降ろされていたのです。それは「炭焼きレストランさわやか」。委員長氏曰く、この辺りのハンバーグの名店だそうな。行列ができるレベルのお店です。単身赴任氏はそこに並んで整理券をゲットし、なおかつ入店も済ませ、我々を待っているというわけなのです。結構な距離でしたが、安全運転をしつつ、お店に到着・・・するも、駐車場がいっぱいでした。でも、すでにツレが中にいることを説明したら、駐車場の係りの人が、通常なら停められないところに停めることを許可してくださったのでした。なんていい人なんでしょう。素晴らしい。


入店して、げんこつハンバーグを注文。しばらくしてハンバーグが来ました。なんて大きさ。げんこつ大のハンバーグを、店員の方が真ん中から割ってくれて、割った面を熱々のハンバーグざらに押し付けてくれて、ジュージュー焼き上げます。ハンバーグは中身がレアな状態で提供されまして、最後に客のいるテーブルで焼き上げる感じでした。




いやー、美味しかった。長蛇の列ができる理由もわかります。これ、もう他のお店でハンバーグは食べれないかもなあ。そのようなレベルの美味しいハンバーグでありました。

お店を出て、目的地を目指す。時間の都合上、リッチに高速道路を使うことにしました。少し走らせて、浜名湖が綺麗だったので、浜名湖サービスエリアに立ち寄りました。委員長氏と単身赴任氏は浜松駅に来るときにすでに立ち寄っていたらしい。この日2回目かよ。いい景観でした。


カマキリも。単身赴任氏は虫を見つけるのがうまいんですよね。セミとかも見つけていました。彼の新たな才能に気づいた旅行でありました。



高速道路から無料の自動車道を通って、目的地の「国道473号(原田橋)河川内仮設道路(沈下橋)」に到着。新しい原田橋は川にかかってはいましたが、渡れるまでにはまだ少し時間がかかりそうな感じでした。


仮設道路はすぐに渡りきり、次にどこに行こうかと。ダムの表記が見えたのでダムに行こうとしましたが、左折し損ねたため、そのまま真っ直ぐ行って、「中部天竜駅」へ。駅前をウロウロする中でお酒屋さんがあって、立ち寄ろうとしたら、配達中ということでお店の方がいませんでした。残念。中部天竜駅に行って写真を撮ったり。




駅前の地図に電話のマークがあって、うーん、と。かつては電話はトイレと同じように地図に記載されていたものだったんですねえ。今や皆さんスマホを持っとりますからねえ。駅前には公衆電話がありましたとさ。

駅から引き返して、先程いきそこねた「佐久間ダム」へ。巨大な重力ダムです。


上から下を見下ろすと怖い怖い。


せっかくだからダムカードゲットできないかなあとうろうろしたら、ダムの上の方にある「佐久間電力館」でゲットできるとのこと。ここで佐久間ダム、秋葉ダム、水窪ダムの3枚のカードをゲットできました。ラッキー。ここではダム建設の歴史を学ぶことができました。井上靖の「満ちて来る潮」という小説で舞台になったのですね。いつか読もう。

ダムを出まして、次の目的地へ。・・・の前に、佐久間駅そばに生協を見つけて入店。あまり種類はありませんでしたが、地酒を売っていたのでゲット。先に進みます。

委員長氏が運転しながら解説してくれましたが、このあたりは道路的に面白いスポット。国道152号の草木トンネルは難工事により三遠南信自動車道のルートから外れ、高速道路規格から一般道路規格になったと言います。写真は撮れなかったのですが、高速道路的な道路から急に険しい山道のルートになるなど、工事が途中で終わってしまったというのを体感できるルートでありました。

狭い道を通ったりして着いたのは「かぐらの湯」です。一風呂浴びることにしました。人が多かったですが、設備も大きくて、ゆっくりできました。循環温泉ではありましたが、場内に源泉を飲めるところがあります。私は年中おなかが緩いので、源泉を飲む機会があっても飲まないようにしておりますが、飲んだ人曰く、ゆで卵みたいな味がするそうです。


お風呂を出てぐんぐんと進みます。委員長氏がここだけは抑えておけといったポイントにつきます。そのポイントの道路標識を車内から撮影することができました。国道256号の起点(あるいは終点)です。橋があるのですが、その橋を渡るとなんと国道が途絶えます。車を使うことのできない徒歩国道になって、しばらくすると再び車を走らせることができるルートになります。ということで、国道256号を示すこの標識はあまり意味がないのです。意味ない標識というのが面白いところ。


ずんずんと進んで、飯田駅そばへの本日の宿「砂払温泉」に到着。


ここで、委員長氏のご友人に会いました。このあたりは焼き肉が名物だと教わって、一緒に焼き肉を食べに出かけました。「だいこく屋」というお店を見つけて入店したのですが、店員が少なくて接客に時間がかかるという張り紙がありました。まあでも待とうということで待っていたのですが、いつまで経っても席に案内されません。我慢できなくなって店員にはなしかけると、やばそうな表情をしていて、忙しすぎて新規の客の対応はできないとか。こりゃ無理だなあと諦めて別の店に向かいました。この日はお祭りをやっていたので、その関係で店員を集められなかったんですかね。でも、日本は今後人口の縮小が進んでいくと言いますし、働き手も少なくなっていくんでしょう。そう考えると、こういう風に店員がいなくて接客に時間がかかってしまって食事にありつけない、みたいなシーンも今後は普通になっていくのかもしれないなあ、なんて考えたりしました。

続いて向かったのが「焼肉もとやま」です。老夫婦が経営していましたが、この店は大正解でした。地元のお肉を焼いておいしくいただくことができました。少し前に銀座で焼肉を食べていたのです。銀座の肉もおいしかったですが、やはりこういうところで食べる焼肉は格別ですなあ。

まずはビール。


馬刺しもなかなか。


にくー。



マッコリも。


いいお店。


宿に戻ります。途中でイオンに寄ってお酒やおつまみ類をゲット。宿に着いて、委員長氏のご友人とお別れをして、宿の温泉へ。こじんまりとしていましたが、何種類もお湯があって、入り比べて楽しめました。

我々はいつも宿で飲んだくれるのですが、委員長氏はずっと運転でくたくただったようで、お風呂にも入らずに就寝してしまいました。単身赴任氏も初めての車中泊でくたびれたのでしょう。早々に寝てしまいました。シルビア氏と私とでまったりと呑んだくれる。


夜は更けていきました・・・。

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