台湾旅行 2019夏 第3日目 猴硐・十分・九份

2019/08/04

台北 台湾

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台北3日目。この日は「猴硐(ホウトン)」→「十分(シーフェン)」→「九份(ジィウフェン)」と巡ることにしました。






どの手段で行くか。最近、友人たちとSNSで「鉄分が足りない」みたいな話になっていました。要は最近電車で旅行をしていないということです。台湾に来てからMRTには散々乗っていましたが、ここは鉄分を取り戻すべく、台湾の国鉄であるTRAで瑞芳駅まで行き、そこからは平渓線で猴硐(ホウトン)→十分(シーフェン)まで向かうことにしました。

MRTで台北駅まで。大安からだったので淡水線でした。駅でTRAの入り口を探すのに迷うかなあと思ったのですが、出口すぐのところがTRAの入り口でした。ラッキー。NT$200ほどをチャージしてから入場です。QRコードに対応している改札機のようで、悠遊カードをかざす場所を間違えて少しうろたえました。透明なところではなく、奥のタッチするところにタッチしないと認識されません。ともあれ、入場完了。ホームの場所はすぐに分かりました。電光掲示板が充実していて助かります。ホームに行くと、乗り換えがわかる時刻表がありました。写真を撮って、これからの乗り換えについて想いを馳せる。


電車がやってきました。乗車。しばらくは地下を通るようですが、途中から地上になりました。台北は台北の中心部を離れても、結構高層ビルが建っているんですよね。少し古いのもあったりしました。車窓を眺めつつ、瑞芳駅に到着。まずは切符を購入。悠遊カードでもいいのですが、まあ記念にと、平渓線の一日周遊券を購入しました。80元だったので、多分元は取れていない気がします。まあいいや。


9時21分着でして、猴硐行きが9時58分発。少し時間がありました。駅から、「瑞芳老街」の方をまっすぐ歩くとコンビニがあります。そこに入って、肉まんと紅茶をゲット。紅茶にはBlack Teaと書いてあって、砂糖なしの紅茶かと勘違いしてしまいました。甘い紅茶でした。Black Teaで紅茶を意味するんですね。お茶やコーヒーはあまり甘いのは好きではないのですが、たまにはいいでしょう。コンビニ内のイートインスペースが埋まっていたため、外のベンチで遅めの朝食です。ふと見やると、隣にはスクーターに寄りかかってタブレットを見ているおばさまがいらっしゃいました。声をかけられる。どこからきたのか、どこへ行くのか、ああいいねえ、切符はどうしたの、あー、フリーきっぷにしたのね、それなら自由に乗り降りできるわねえ・・・みたいな会話を英語でしました。どうやらバスを待っていたらしく、バスが来るなりさよならーと去って行きました。ちょっとしたふれ合い。いいものです。

駅に戻ると観光案内っぽい女性に話しかけられました。英語も日本語もできない方だったのですが、私がカメラを首に下げていたのを見てくれていて、いい写真のスポットがあると身振りで示してくださいました。軽便鉄道の線路跡(Cart Railway)があるのです。行ってみると確かにありました。住宅街の中の道となっていますが、確かに線路跡のようです。


写真に撮って駅に戻ろうとすると、先ほどの女性がやってきました。電車の出発時間を気にしていたのですが、大丈夫だといい、線路跡の奥へと連れて行ってくれました。どうやら駅までのショートカットを案内してくれるようなのです。途中で黒い建物を指差して何かを説明してくれました。恐縮ですが、中国語は分からず・・・。何かの跡だったようです。無事に駅前に出たのですが、そこでも写真を撮るべきだと身振りで言います。駅前に灯籠があるのですよね。神社の灯篭だったようです。電車が来ていたので、女性とはさようならをしました。あとあと調べてみるに、この軽便鉄道の跡を見に行くことはあまりないのではないでしょうか。ブログにも情報が上がっていないような。本ブログの写真はかなり貴重だと思われます。えへん。それもこれも観光ガイドの女性のおかげです。名前もわかりませんが、本当にありがとうございました。あ、そういえば彼女のスマホには私と彼女の写真が残っているんでした。せがまれて一緒に撮りました。なんかいいですねー、こういうの、本当に。


電車でお隣の猴硐(ホウトン)へ。猫で有名です。降りたらドキッとする看板が。空襲時の避難ルートを示していました。


駅にも、駅から少し歩いた先にも、猫がいます。思ったよりはいませんでしたが、暑かったからでしょうか。いやー、でも猫ちゃん可愛いですね。猫の写真を撮るのに大忙しでした。この辺りはタールのにおいが漂っていました。タールが散らばっているところもありました。なんででしょうかねえ。家の建材に使われているのかしらん。





猫がたくさんいるエリアの反対側は炭鉱跡です。炭鉱をめぐるトロッコも走っています。30分くらいだそうですが、私は乗りませんでした。先にトロッコに乗って、その後に猫と戯れるようにすると、ちょーど1時間になって次の電車にちょーど乗れていい感じかもしれません。炭鉱の解説をしてくれる建物もありました。日本の植民地時代からずーっと掘られてきたようです。今はもう閉山していて、石炭工場も荒れてしまっていました。



1時間経って次の電車に乗って、いよいよ十分(シーフェン)に向かいました。車内でガイドブックをiPhoneでチェックしていて、到着するやいなや、駅を降りたすぐのところにある屋台で、鶏の手羽先にチャーハンを詰めて炭火焼きにした食べ物をゲットしました。これ非常に美味しかったです。おすすめです。帰りに見たら行列ができていたので、降りるやいなや、空いている時を見計らってゲットすることをお勧めします。すぐ先のところでビールもゲット。グビグビ飲みながら先に進みました。



ランタンで有名なところ。ランタンを飛ばしている人たちがたくさんいました。国籍も様々です。色々な国籍の人たちが、幸せを願って願い事をランタンに書いて飛ばす。幸せそう。それを見ている人たちもまた幸せそう。いや、本当に平和っていいなあと心の底から思いました。平和を実感するためにこそ、旅行をするのかもしれない。なーんて思ったりもしました。


私の旅行はいつも強行軍になるのですが、この日も頑張って「十分瀑布公園」まで歩きました。暑くて辛かったですが。台湾のナイアガラと言われる滝があります。まあそこまで大きな滝ではありませんでしたが、見応えがありました。行ってよかった。公園内の食事処は正直イマイチな感じでしたかね。なので、そこでは食事は取らず、戻ることにしました。


帰りに成安宮に寄る。

小学校があるのですが、その脇のお店で肉そばをいただきました。クーラーの効いた店内で食べれるのがよかったです。期待してなかったのですが、良い出汁が効いていて、美味しいお蕎麦でした。オススメのお店です。



駅そばにも吊り橋があって、渡ったりして楽しむ。ランタンが空高く飛ぶのをみることができました。結構空高く飛ぶんですね。山の向こうのほうまで飛んでいる感じでした。飛んでった後どうなるのでしょうか。


駅に到着。ちょーど2時間くらいでした。ランタンを飛ばす方はさらに時間がかかると思います。

十分駅から瑞芳駅に戻ります。朝の出口とは逆の出口へ。タクシーが止まっているエリアがありましたが、その前にお店「超大杯」がありました。タピオカミルクティーとやらが日本でも流行っているのは一応知っていました。台湾に来たからには飲まなければなりますまい。・・・がしかーし、私はタピオカミルクティーがどういうものか知りませんでした(おい)。店頭に写真が並んでいたのですが、タピオカミルクティーがどれだかわかりません。っぽいものもあったのですが、それでいいのかどうか・・・ということで、ネットに頼りまして、「珍珠奶茶」がそれだというのを知り、指差しで注文しました。サイズと甘さと氷の量を選べます。店員さんが店の少し奥に行って、よくコンビニにあるアイスクリームの入った冷凍庫みたいなところを開けて、お玉でミルクコーヒーをすくいだしてはカップについでいきました。サイズは大きなサイズにしてしまったのですが、本当に大きいのです。びっくりする大きさでした。参考までにミラーレス一眼レフを横に置いた写真をつけておきます。カロリー過多ですが、まあ旅行中なので良しとしましょう。店頭に机と椅子があったので、しばしくつろぐ。



バスで九份(ジィウフェン)に向かおうとしたのですが、大きなタピオカミルクティーを抱えていますし・・・ちょうど前にタクシーが止まって、タピオカミルクティーを持ったまま後部座席に乗る人がいたので、やっぱりタクシーにしようと思いまして、タクシー乗り場へ。九份まではNT$205と値段が決まっています。値段が看板に書いてあるんです。交渉しなくていいから楽でいいですね。タクシーは想像通り運転が荒かったですが、10分〜15分ですかね、すぐに到着しました。

九份についたのが確か14時50分くらい。時間に余裕がありました。珍しくゆっくりと九份を登っていきました。楽しげなお店が並んでいます。ちょいちょい立ち寄って商品を見たりして。でも正直高かったです。まあ観光地なので仕方ないかもしれません。いや、日本のデフレが進んでいるからそう見えるのかもしれませんかね。



夜が有名なのですが、ここは昼に来てもいいところです。というのは景色が素晴らしいからです。海が綺麗でした。また、天気だったのをいいことに、観光ガイドに載っていないようなところまで歩いていくことができました。九份はお茶をゆっくり楽しむのが良いらしいのですが、私のいつもの旅行のように、ひたすら修行僧のように歩き続けることになってしまいました。まあそれが楽しいんですけども。






山間だからでしょうか、晴れているのに雨が降りました。ここは傘は必須ですね。まあ雨が降ってなくても日よけのために傘は持っておいたほうがいいと思いますが。




お土産としてパスポートケースとティッシュケースを購入。パスポートケースは無印良品のを使っていたのですが、大きすぎてかさばっていました。なので、小型のものが欲しいなあと思っていたらちょうどいいデザインのものが売っていたので、ゲットした次第。ティッシュケースは前に使っていたのですが、悪くなってしまい、書い直したかったところなのです。自分へのいいお土産になりました。

帰りは、まずは九份老街のバス停まで向かいます。行きのバス停よりも上にあります。何で帰ろうか、ここで考えました(無計画な)。電車とタクシーは使ったので、残るはバス。バスで一気に台北駅に帰ってもいいのですが、車酔いするかなあと。ということで、瑞芳駅までバスで向かいました。788系統のバスに乗る。バス停にある路線図を写真に撮っておけば安心です。バスは降りたいところでブザーを鳴らすシステム。バス自体はかなりボロボロに見えましたが、悠遊カードに対応してるし、電光掲示板で停留所を教えてくれるし、車椅子スペースあるしと、色々と行き届いていました。運転は荒かったけど。


瑞芳駅が電光掲示板に現れたのでブザーを押します。意外にも音が鳴らず、レッドランプが付いただけでした。すぐに止まり、後ろ扉で悠遊カードをかざして降車しました。駅から少し離れているところだったので、その次で降りるべきだったかもしれません。まあ散歩ということで。

駅に到着。
どれが台北に行くのかわからなかったので、観光案内所の方に聞く。英語が通じるのがありがたい。18時4分発ということで、時間に余裕があったので、瑞芳美食広場に行ってみました。横断歩道はありますが信号がないので渡るのはドキドキでしたが、なんとかクリア。地元の方も来ている、活気に満ちたところでした。胡椒まんじゅうをゲット。




出たところにセブンイレブンがあって、ビールを買って、イートインで頂きました。皮がカリカリで前日の夜市のものより美味しかったです。ビールもホップ2倍のタイプで爽やかでよかった。

電車で台北まで。夕日の中、列車から見る景色は素敵でした。


台北駅に到着。MRTで中山駅に行って、少々歩いて「寧夏観光夜市」へ。ここは食事が有名で、確かに食事処がたくさんありました。肉のどんぶりと粽(ちまき)を食べましたが、美味しかったなあ。明らかに野菜が足りてないけど。





ホテルに帰ってお風呂に入って、身体中がクタクタな自分に気づきつつ、ビールを飲みながらブログの下書きを作成。

夜は更けていきました。

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