2023/07/29

2023年7月、激動の香港を訪れる 第四日目 黄大仙でお祈りして帰国〜香港アートへの期待とともに〜

香港四日目。最終日です。ついにこの日を迎えてしまいました・・・。








いつもの通りに朝6時に起床。身支度を整えつつ、キャリーケースに荷物を片付けつつして、6時50分に出発。


フライトは15時過ぎの予定。行けたとしても一箇所かなあと思っていたので、行き先は「黄大仙」というお寺にしました。


朝食はホテルのそばをうろうろ。この日はお粥と心に誓っていましたので、お粥のお店を探す。ありました。「海皇 OCEAN EMPIRE」というお店です。ここは朝のお粥がセットで提供されていました。お粥の中に入れる具材を1点選べて、プラス1品付くセットをセレクト。全て適当に選びましたが、食べてみてわかりました。「肉片」は鶏肉、「滑牛」はレバー、「油器」は揚げパンでした。しめて$52なり。お粥はかなりの量。お肉類もかなりのボリューム。以下の写真で見ると具が少なく見えると思うのですが、下の方にたんまりと隠れています。お味もよく、非常に美味しかったです。器もなかなか美しい。最終日にこのお粥に出会えたのはよかったなあ。



お粥食べて満足して、駅を目指す。・・・結構若い男性たちが酔っ払って歩いていました。そんなに不良な感じでもなかったですが、刹那的になったりしていないといいなあなんて思いました。


MTRに乗って、「黄大仙」で降りる。駅降りたら大きなお線香を売っている人たちがいました。一旦スルーしてお寺に行く。道教と仏教と儒教が集合した寺院らしい。道教系の寺院はこのカラフルな感じがフォトジェニックですよねえ。朝早くに行ったのが功を奏し、あまり人が映り込まずに写真を撮ることができました。





いったん写真を撮ってまわる。普段あまりしないのですが、せっかくならばとお線香をあげることにしました。お線香が置いてあるエリアがあり、これ使えばいいのかな、と思ったものの、外から買ってくる人もいました。かつ、そっちの方がデザインよさそう。また本日は最終日で小銭を処分したかったので、外に出て、売店のエリアで線香を買う。金額表示がなかったので不安でしたが、英語で$15と教えてくれました。


線香に火をつけて、お参りです。



ガイドブックによると、3本ずつ、3箇所に備えていくらしい。自由と平和を祈って3箇所まわりました。


まずは本堂。あと2箇所。次の2箇所目はすぐにわかったのですが・・・。



最後の3箇所目がよくわからない。道標はあったのですが。そしたら現地のおばさんが手振りで行き方を教えてくれました。先に見える建物の逆側が線香を備える場所だそうな。助かりました。


「黄大仙」は色々なスポットがあります。奥にも庭がありますし。見どころ盛りだくさんでした。残念ながら、奥の方は修繕中でした。あと、占い師がいる場所がたくさんあります。この日は平日だったからか、開いているところは数少なかったです。私は占いには興味がなかったのでスルーしました。







お線香を買った時に行った売店エリアに行く。表に出ている以外にも結構な数のお店がありました。一周回って、端っこの売店でいい感じの吊るすタイプのお守り?を見つけたのでゲット。実家用にもう一個ゲット。$50+$48ドルでした。





ホテルのある尖沙咀に戻る。いやしかし、この日も暑かった。気温はそれほどでも無かったんです。MTRの表示をみたら、気温29度、湿度79%でした。やっぱり湿度が高いですよね。まあ港町ですからね。あと、散々っぱら歩いているわけで、そりゃ汗も吹き出すというものです。水を飲み飲み歩く歩く。


前日に見つけた「ジョリビー」に行こうかと思いました。実際に行ってもみました。でも、朝食にボリューミーなおかゆを食べたし、チキンはお腹に入りそうにありませんでした。でもなー、なんか食べて、フィリピン人の英語の先生たちに話したらウケるんだけどなあ・・・と悩みましたが、このお店はいつかフィリピンに行った時のためにとっておくことにしました。


近場をうろうろ。「重慶大廈」にも行きました。ヤバげな感じがいいですね。



ホテルに戻る。すでにパッキングは済んでいたので、とっととチェックアウトします。列に並んでいたら、チェックアウトはこちらへ・・・と、フロントの端っこに案内されました。カードを返すだけでした。簡単ですね。ちょっと時間があったので、ホテルの1Fの喫茶店へ。アイスコーヒーをセレクト。英語で「モーニング」って聞こえた気がしたので、コーヒーだけですよね、と確認したところ、コーヒーだけでした。うーん、聞き取り間違えたかな。やっぱり旅行の英語を学んでおかないといけないなあと思った次第。ともあれ、コーヒーを飲んでしばし休憩。


私は国内も海外も、旅行の時はいろいろなところに行きたくなってしまうので、あまりまったりすることがありません。貧乏根性が出てしまうわけなのですが、この旅行において、はじめてまったりと過ごした気がします。



空港に出発。せっかくなので、帰りは香港に行って、エアポート・エキスプレスを堪能することにしました。4日目なのに乗る路線を間違えて、戻りーの、中環駅へ。


中環から歩いて香港駅へ。エアポート・エキスプレスは行きでお金を引かれますね。日本円にして数百円残してしまいました。が、返金せずにカードに入れておくことにしました。また来よう!と思っていたので。


エアポート・エキスプレスのディスプレイが壊れていました。



空港に到着。駅からチェックインカウンターに直結しています。



キャセイパシフィックのビジネスクラス窓口が見当たらず、ファーストクラスの係員に聞く。丁寧に教えてくださいました。荷物を預けて、お手洗いに行ったりした後に、Departureへ。なんと!香港国際空港でも顔認証が導入されていました。すぐに入ることができました。手荷物検査後のゲートも顔認証。あっという間に出国手続き完了です。やるなあ。さすがは香港です。


香港国際空港は無茶苦茶広い!アジアのハブ空港なだけはあります。ともあれ、お昼時だったので、とっととラウンジへ。3箇所から選べるのですが、「ザ・ウィング」へ。入口で再入場できるかと聞いたところ、航空券にスタンプを押してくれました。言わないと押してもらえないので要注意。まあ、結局再入場することはなかったんですが。


まず行ったのはヌードルのコーナー。ワンタンメンを食べてないなあと。ワンタンメンをオーダー。麺はしっかりとコシがあり、皮がもちもちプリップリでおいしかったです。ビールと共にいただく。



食事のコーナーでもいくつかセレクト。飲み物はシャンパンにしました。こういうところでないと飲む機会がありません。



お土産物を買うべく、食べるだけ食べてそそくさと出る。香港国際空港は広くて、お土産どころもたくさんありました。まず、$100残っていて、これをどうするか。うろうろしたところ、ウィスキーがちょうど$100だったので、ウィスキーをゲット。ジャックダニエルの「GENTLEMAN JACK」の200ml。いつもウィスキーはスコッチ中心なので、せっかくなので、こういう時は別のにしてみようと選んだ次第。家に帰って飲みましたが、美味しかったです。


あとはお土産お土産。甘いお菓子がたくさん売っているコーナーがありましたが、香港に来てチョコレート買ってもねえ・・・。香港産のお菓子を売っているお店があったので、そこにしました。お土産に限らないのですが、物価が結構高いので、お土産はなかなかなお値段となりました。まあでも3つ買えば15%引きだったし・・・。前に100円ショップかなにかで買った、折りたたみのボストンバッグが今回も活躍しました。買い物中、お酒を飲んでしまったからなのですが、何回もトイレに行ってしまいました。


お土産を選んでいたら結構時間が経ってしまい、ラウンジ再訪は諦めて、ゲートに向かいます。ゲートのそばに「Monocle」というセレクトショップ的なお店を発見。ボールペンを買おうとしましたが、た、高い。む、無理ー。ということでウィンドウショッピングにとどめました。


飛行機に乗り込みます。ちなみに、ファーストクラスのお客さんがいました。すごいなあ。何していたらファーストクラスなんて乗れるのでしょうか。ま、ビジネスクラスも十二分にリッチなわけですが。あと、エコノミークラスには子供と大人の集団がいました。・・・黄色いTシャツを着ていましたねえ・・・。


ウェルカムドリンクはシャンパンにしました。




ついに香港ともさようならです。離陸の時は少し寂しくなってしまった。でもまた必ず来よう、と心に誓ったのでした。帰りの飛行機では、ホテルの喫茶店にいる時に購入してダウンロードしていた、西谷格『香港少年燃ゆ』を読んでいきました。デモに参加した15歳の少年のルポルタージュ。



食事です。飲み物はCloud NineというSignature Drinkにしました。



メインディッシュですが、DUDDELL’Sという有名店とコラボしたメニューがあり、それをセレクト。これが美味しかった。煮込んだ豚肉。香港の味がしました。最後に”まとめ”としてこの食事をいただけたのは良い体験でした。



そうそう、キャセイパシフィックは、前に国際線で乗ったANAとかと比べるとキャビンアテンダントがあまり積極的に動いてはくれません。ドリンクがなくなっても聞いてくれることはないので、こちらから明確にオーダーする必要があります。ということで、メインディッシュの時にフランスの赤ワインをオーダー。しっかりと量を注いでくれていたのはよかったです。


最後にデザート類ですが、「すべてお持ちしますか」と聞かれたので、やや被せ気味に「全部で」と答えました(おい)。フレッシュフルーツは美味しく、チーズはボリュームもあって、これまた美味しかったです。香港スタイルのミルクティーもオーダー。




食後はフラットに近い形にシートを倒して本を読み進める。寝ることなく、ずっと読み耽ってしまいました。香港に関する本は今後も読むことにしよう。


ちょうど本を読み終えたところで成田空港着。あー、日本に帰ってきてしまいました。また寂しい気分に襲われました。


日本も入国は顔認証ですよね。さくっと入国完了。荷物受け取りカウンターのところに、UNICEFの外国通貨募金がありました。コインにして数ドル残っていたので、すべて募金しました。


荷物を受け取り、そこで税関の書類を書き、外に出たのでした。鎌ヶ谷まではアクセス特急。時間があったので、戻ってスタバでマンゴーフラペチーノをいただく。五百数十円。うーん、日本の飲食物は安い気がします。香港のスタバの金額はノーチェックだったのですが、ホテルのコーヒーと比べても日本のスタバは安いんじゃないかなあ。ともあれ、マンゴーフラペチーノを飲んで落ち着く。


アクセス特急で新鎌ヶ谷まで。そこから鎌ヶ谷に行って、無事に帰宅!


帰宅後は洗い物を片付けたり、お土産物を並べて写真を撮ってみたり。結構買いましたね。実はスーツケースじゃなくて、リュックで行こうかとも思ったのですが、お土産物を考えるとスーツケースですよね。もうちょっと大きくてもいいかもしれない。コロナ明けたことで、旅行も増えるでしょうし、大きめのスーツケースを買うかなあ。



ニュースなどを見ていて、コロナが明けて、行くなら今のタイミングしかないんじゃないか、と思ってあえて選んだ香港でした。


ブログのタイトルに「激動の香港」なんて書きましたが、街の様子は普通でした。若い人は楽しげに歩いており、中国人観光客はたくさん訪れており、欧米人も多かった。でも、実は自由にものが言えない、表現できない、それが今の香港です。電車内で見かけたカップル。何も言わずに抱き合っていました。一組ではないんです。何組ものそうしたカップルを見ました。


あの香港の激動は、今や人々の胸の中に内面化されているのだと思います。これからは、デモのような従来の方法で考えを表現するのは難しいでしょう。別のやり方で、自由を求める気持ちをつないで、人を動かしていく。その方法論をこれから組み立てていく必要があるかと思います。


香港といえばアート。アート市場が盛況で、大規模な美術館もあれば、小さなアートギャラリーもいくつもありました。私が少し見た限りでも、色々なアートの形があり、自由な表現があったように思います。例えばアートを通して、アートだからこそできる形で、特定の誰かや何かを狙い撃ちにするのではなく、より包括的かつ包含的なアプローチで、気持ちをつないでいき、人を動かす。そういうのができるといいんじゃないかなあと考えました。


香港についてはこれからも学んでいきたいと思いますし、近々また行きたいと思います。街歩きが好きな私には向いている都市だと感じますし。


今回は初の香港ということで、高層ビル群に圧倒されつつ、人々と夏の熱気・湿気に飲み込まれつつ、日常では得られない経験ができたと思います。本当に行ってよかった!

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