瀬戸内国際芸術祭 2022 第3日目の最終日は豊島へ

「瀬戸内国際芸術祭 2022」の3日目です。1日目はこちら。2日目はこちら。

 3日目は直島に行く予定だったのです。前日の晩にガイドブックを読んでコースを決めようとしたのですが、月曜日はあらかた休みではありませんか。気づいてよかったー。その代わりに選んだのが豊島です。

朝。朝食なしの宿泊だったので、再びうどんを食べに行きました。ご近所氏おすすめの卵の天ぷらとげそ天をセットでいただきました。卵の天ぷらは味がついていてなかなかに美味しかったです。

コンビニで冷凍お茶を買ったりしてから、港の総合案内所に行ってきました。やはり直島は月曜日お休み。豊島は高速船で向かいます。高速船はあまり座席数がないので、乗れるか不安でして、聞いてみました。いわく、なんとかなるもの、だそうです。意外にも行きが混むらしい。帰りは問題ないとのことでした。混むと聞いたので、早めに乗船券を買うことにしました。

いったんホテルに戻って、チェックアウトして荷物を預けて、再び港に行くと早速行列ができていました。並んでご近所氏の分含めて2枚をゲット。ご近所氏と合流して豊島行きの高速船に乗ります。意外にも小豆島出身のご近所氏、豊島行きは初めてだったらしい。高速船は揺れますね―。酔うのが怖かったので、ウトウトして過ごしました。途中、直島に寄ります。直島からもそこそこの人が乗ってきたので、みんな乗れるのかなあと思いましたが、座席間のスペースに椅子を出してそこに座っていました。なるほど、臨時の座席にして詰め込むんですね。

豊島の家浦港到着。写真を撮るのは一旦ストップして、急いで電動自転車を借りに行きました。港のところのレンタル自転車屋さんで無事に2台確保。周囲にもいくつかレンタル自転車屋さんがあるので、そこまで慌てなくても良かったかもしれません。

自転車で出発。晴天、灼熱でしたが、風に吹かれて自転車を走らせるのは非常に気持よかったです。甲生方面に向かいます。

「針工場」です。昔の針工場が展示スペースになっていて、漁船の木型がひっくり返っておいてありました。

少し先に行ったところの神社で、ご近所氏が持ってきた穴子寿司をいただく。前日とあるスーパーで半額になっていたのを買ったらしい。賞味期限がギリギリ切れていました。おいおい。ともあれ、島々を回るとき、食べ物にありつけない可能性がありますので、何らかの食料は持っていったほうが安心だと思います。

甲生の海は気持ちよかったですねー。神社にも寄りました。ここでバイク2人乗りをしている女性2人を発見。私もバイク乗りなのですが、すごい上手にバイクを乗りこなしていました。すごいなあと思って見ておりました。

展示はヘザー・B・スワン＋ノンダ・カサリディス「海を夢見る人々の場所」。

冨安由真「かげたちのみる夢」。

唐櫃浜方面へ。坂道が続きますが、電動自転車なので楽々でした。気持ちよく自転車を漕いで行きました。

唐櫃浜に行く途中で、道路がそのまま海に突っ込むかのような景色に出会うことができました。撮影スポットですね。棚田も見やることができるスポットで、たくさんの人がいました。バイクの2人組も撮影していました。

また、ここにキッチンカーが出ていて、ちょうどよくお昼をゲットできたのでした。助かった。

お昼食べた後に一気に急坂を下り、唐櫃浜へ。イオベット＆ポンズ「勝者はいない―マルチ・バスケットボール」を遊んでいる人を横目で見つつ、一番奥の「心臓音のアーカイブ」に行きました。自分の心臓音の録音もできます。私達はスルーしました。この辺りの海岸もきれいでしたねえ。

戻って唐櫃岡へ。途中の豊島美術館は予約がないと入れませんでした。建物の写真だけ撮りたかったのですが、近寄るのもNGらしい。残念。

唐櫃岡には展示スポットがまとまっていました。青木野枝の「空の粒子」がある「荒神社」には「清水霊泉」があって、水を飲むことができます。私はお腹が弱いので飲まず。同行のご近所氏は飲んでいました。美味しかったようです。

クリスチャン・ボルタンスキー「ささやきの森」はちょっと時間的に厳しかったのであきらめました。ピピロッティ・リスト「あなたの最初の色」を見てから、西本喜美子「西本喜美子写真展」へ。良かったです。写真を始めたのが70代からとのこと。いくつになっても人間チャレンジできるものですよね。

家浦に戻ります。この道も景観が良くてよかったです。

家浦では「豊島横尾館」へ。横尾忠則のアートをじっくり見ることができます。クーラーも効いていて助かった。家浦から帰る場合は、豊島横尾館は最後に取っておいたほうがいいと思います。じっくり鑑賞できるスポットなので、高速船・フェリーを待つ時間調整にもなります。

港に戻って自転車を返す。駅前にお店があり、ビールがありそう！ということで入りました。食事は終わっていましたが、ビールは出せるとのことで生ビールをいただく。いやー、自転車走らせた後のビールは最高ですね。

豊島を去ります。今回始めて産業廃棄物不法投棄事件についても知りました。この美しい島にそういう歴史があったとは・・・そして未だに処理が続いているとは・・・。

ご近所氏が小豆島に帰るということで、豊島から小豆島行きのフェリーに私も乗り込みました。3日間有効の乗船券はフェリー限定なのです。せっかくだから使おうという魂胆。フェリーからの景色は良かったな。

小豆島に少し遅れて着いたので焦りましたが、ご近所氏と別れて走って高速船乗り場へ。毎日ジョギングしているのですが、こういうときに役立ちます。チケット買って無事に高速船に乗り込み、高松まで。

リムジンバスまで時間があったので、食事にしようと、またうどんを食べようかなあとも思ったのですが、せっかくだから変えようとラーメンにしました。「徳島ラーメン 麺王」へ。お肉のラーメンで美味しかったです。

案内所に行ってアンケートと交換でもらえるウェットティッシュをゲット。今回参加できなかったもうひとりの友人シルビア氏向けのお土産を買って、ホテルに荷物を取りに行って、リムジンバスで高松空港まで。リムジンバスが連続で来るからでしょう、途中のバス停で何人か乗車を丁寧に断っていましたね。

空港着。

・・・が、なーんと、JetStarの荷物制限7キロを超えてしまっていることが判明。やってもーたー。お土産買ったし、飲みきれなかった日本酒も入れてあるのでそりゃそうか。追加料金を支払って手荷物検査へ。20:40発の便だったのですが、その頃にはあらかたお店はしまっていたので、高松で食事にしておいてよかったです。検査後のエリアにお店が2件出ていまして、手荷物の追加料金を払った腹いせに（おい）、ビールをいただき、お土産も少し買いました。このときに買った小豆島のドレッシングは美味しかったのでおすすめです。

JetStarで成田まで。アクセス特急まで時間があったので、バスでターミナル1まで移動し、成田空港駅からアクセス特急に乗って新鎌ヶ谷、乗り換えてーの鎌ケ谷、徒歩で帰宅しました。

前々から行きたかった瀬戸内国際芸術祭に行けてよかった！また、たまたま偶然が重なりましたが、ご一緒したご近所氏、委員長氏、ありがとう。今回はご一緒できなかったシルビア氏、今後行きましょう。