「東北にわんこそばを食べに行く」の第2日目。わんこそばを食べに行きました。
わんこそばが控えているのでお腹を開けておかなければなりません。・・・とはいえ、ホテルに朝食が付いており、ブッフェ形式でして、そこそこ頂戴してしまいました。わんこそばのことを考慮し、ご飯は控えたのですが・・・。
ホテルを出て、わんこそばの盛岡に向かいます。が、ホテルを出てすぐ、景観が良さそうなポイントを発見。立ち寄ることにしました。「厳美渓」です。流れの激しい川と、奇岩、巨岩、そして甌穴(おうけつ)と呼ばれる丸い穴を観る事のできるスポットでした。吊橋があるのですが、上流と下流とで見える景色が違ったりするのも興味深かったです。
駐車場に車を停めていたのですが、係の人いわく、ちょっと先の橋からもいい景色が見れるといいます。お店でいくつか買い物をしたあとにその橋へ。確かに、こちらもなかなかいい景色でした。
この橋、「長者滝橋」は作りも面白くて、鉄筋コンクリートならぬ竹筋コンクリートなのです。そう、竹を使ったコンクリートなんですよね。なかなか貴重だと思います。
続きまして、盛岡方面に向かう道すがら「達谷窟毘沙門堂 別當 達谷西光寺」があったので、立ち寄ることにしたのでした。ここの毘沙門堂は崖に作られているのです。
「最強の御札(牛玉寳印)」という、なかなかにすごそうな御札が販売されていたので、ゲットしてみました。御利益あるといいなあ。
岩壁に刻まれた「岩面大佛」も拝めました。
午前の観光は終わって、盛岡へ!13時過ぎからのわんこそばを予約していたのでした。盛岡の駐車場に車を停めて、いざ、決戦会場の「東家 大手先店」へ!
部屋に通されましたが、他のグループはわんこそばを食べていました。ふむふむ、ああいう感じなのね―と他のグループの様子を見て、お作法を学びます。見ているのもそこそこ楽しい。
コースは2つ。空のお椀を積み上げてくれるコースと、お椀が片付けられるのですが、その代わりに算木(数え棒)で数を数えるコース。お高いのですが、せっかくなので空のお椀を積み上げてくれるコースにしました。
我々の番が参りました。まず、薬味が置かれます。これが結構あって、鮪刺身・なめこおろし・とりそぼろ・胡麻・海苔・一升漬・つけもの・とろろ・ねぎ・わさび・もみじおろしでした(覚えてなかったので東家さんのホームページを参照しました)。
ここで少し考える。薬味を食べるとお腹が膨れるのではないか・・・ということで、基本的には薬味には手を出さないことにしました。でもお刺身はもったいないし美味しいので先にいただきましたが。
その他、事前に調べずに立てた作戦は、①勢いでどんどん食べる、②なるべくおつゆを飲まないように、お椀を傾けておつゆを切りながら麺をいただく、というものでした。
さあスタート。お給仕さんが「はい、じゃんじゃん。はい、どんどん。」という掛け声をもとに蕎麦をお椀に投げ込みます。作戦①に基づき、勢いでどんどんと食べていきました。柔らかめに茹でであって、美味しくいただけました。薬味は付けないでもおいしかったです。作戦②で、おつゆを飲まないように、飲まないようにと、おつゆをなるべく切りつつ、お椀におつゆが溜まったら桶に捨てつつ、どんどんと食べていったのでした。
お椀に投げ込まれるお蕎麦は必ずしも一定の量ではありません。少ないときもあれば多いときもあって、面白かったです。お腹いっぱいになってきたときに多い量のお蕎麦が投げ込まれると凹みますし、少ないと嬉しい。次にどういう量が来るのかなあというワクワク感もありました。
あと、お給仕さんがお蕎麦を取りに戻るタイミングがあり、そこが休憩時間となりました。この間に薬味をつまんだりします。私はお蕎麦だけで美味しくいただけたのですが、後半戦は薬味がないと流石に飽きてきました。後半になればなるほど、使う薬味が増えていきました。
そして、結果は・・・こんな感じでした。
137杯!よく頑張ったんじゃないかな!15杯でかけそば1杯の量ですからねえ。
150杯を目指そうとも思ったのですが、流石にきつくなり、後に響くなあと思ったので、中途半端ではありましたが、137杯目にしてパタンとお椀の蓋を閉じたのでした。
ちなみに同行者のシルビア氏は121杯、委員長氏に至っては180杯でした。
いやー食べた食べた。紙に自分の名前と達成した杯数を書いてもらえます。100杯を超えると手形がもらえます。いい記念となりました。
後で思うに・・・せっかくなので薬味を入れて蕎麦の味を変えるっていうのはちゃんとやるべきだったなあと思いました。味の変化を楽しむというのをやんなかったなあという反省です。あと、給仕の方に話を聞いたりしてもよかったはず。せっかく給仕してくださっているわけですからね。要は初めてってこともあって、余裕がなかったなあと。今度食べるときは余裕を持って、もっと楽しむことを意識しよう。
店を出ると雨が降っておりました。
雨降る中、近場を巡ろうとなって、「あさ開 地酒物産館」へ。あさ開さんがやっているお店です。お酒ガチャがあって、生のお酒をゲットしました。300円でガチャができて、400円のお酒をゲットしたので、ちょっとお得感。
この近辺はお寺とかがあって歩くと楽しそう。ということで少し歩きました。わんこそばでお腹は満杯ですからね。歩かないとといけません。
一つお寺を見た後に、先を見やると古い町家がある感じ。近寄ってみるとそこが「もりおか町家物語館」でした。吹き抜けのある特徴的な町家の中を見学できます。
絵本の小部屋とか、ショップとかもありました。あさ開が代表的ですが、この辺りではお酒造りも行われています。展示の中に「岩手川」というお酒の容器が展示されていて、ショップでも岩手川のお酒は売ってなかったなあと、気になったのでネットを調べてみると、倒産していました・・・。残念。
この辺りは町並みもいい感じ。
共同の水場もありました。
その後に「大慈寺」の「原敬墓所』を観る。
街歩きを終えてホテルへ!この日のお宿は「八幡平ライジングサンホテル」でした。
お風呂がいいです!硫黄の香りのする温泉でした。露天風呂は残念ながら循環だったので、かけ流しの内湯に浸かりつつ、熱くなったら露天に出て涼む(でも循環泉の露天風呂には入らず)を繰り返しました。
食事の時間が来たのですが・・・わんこそばの後で、全くお腹が空きませんでした。この宿はビュッフェスタイルなのです。つまり量のコントロールができるというわけで、わんこそば明けの体にはちょうどよかったです。
何よりも、アルコール飲み放題コース!日本酒がこんなに!
ビュッフェではありましたが、陶板焼きとしゃぶしゃぶは各自に用意されていて、色々焼いたりしゃぶしゃぶしたりして楽しみました。日本酒は少量ずつ、ちびちびといろいろな種類を楽しんだのでした。
食後はお風呂に再び入りましたが、疲れていたのか、わんこそばでお腹いっぱいだったこともあって、すぐに眠ってしまったのでした。
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